6.8インチ 最大120Hz駆動の大画面 高機能過ぎて39,800円(税込)でも満足度MAX モトローラのミドルクラススマホ「moto g52j」を徹底解説

モトローラから発売された最新ミドルクラススマホ「moto g52j」は、39,800円(税込。2022年6月3日時点の価格.com最安価格)という手頃な価格ながらも、最大120Hz駆動対応の6.8インチ フルHD+大画面ディスプレイや、モトローラとして初となるIP68相当の防水・防塵&「おサイフケータイ」の両方に対応。加えて、5000mAhの大容量バッテリー、5000万画素標準カメラを始めとするトリプルカメラなど、この価格帯では考えられないほど高い機能性を備えており、コストパフォーマンス抜群の1台だ。この「moto g52j」を徹底解説し、その魅力に迫る。

ディスプレイ&ボディデザイン最大120Hz駆動対応!
6.8インチ フルHD+の大画面ディスプレイ

1928年にアメリカ・シカゴで創業し、1984年には世界初の商用携帯電話を発売するなど、携帯電話やスマートフォンといった通信機器におけるパイオニア的存在のモトローラ。近年はスマートフォンメーカーとして存在感を発揮しており、エントリークラスからハイエンドクラスまで幅広い価格帯の製品を世に送り出している。その中でも、全世界における累計販売台数が1億台以上※を突破し、製品力とコスパの高さでユーザーから高い支持を得ているのがミドルクラスの「g」シリーズだ。 ※モトローラ調べ。

今回紹介する「moto g52j」は、「g」シリーズの最新モデルで、その製品力とコスパの高さはシリーズでも随一と言える。随所に力が入れられているのだが、まずは、採用されるディスプレイ「MAX VISIONディスプレイ」から紹介しよう。

本機に搭載される「MAX VISIONディスプレイ」は、6.8インチという非常に大きい画面サイズなのが特徴だ。パネルには高品位なIPS液晶を搭載するうえ、フルHD+(2460×1080)と解像度も高い。そもそも、6.5インチ以上の大きなディスプレイを搭載するスマートフォンは、各メーカーのラインアップの中でもハイエンドモデルに位置づけられる製品がほとんど。6.8インチという大画面ディスプレイを搭載しつつも、購入しやすいミドルクラスの「moto g52j」は、非常に希有な存在なのだ。

moto g52j

最大120Hz駆動対応、6.8インチ フルHD+の大画面ディスプレイ「MAX VISIONディスプレイ」

動画や映画などのコンテンツを視聴するには大きな画面のほうが迫力があるし、かつ、没入感も高くなる。ゲームも同様で、大画面のほうが小さいオブジェクトも見つけやすくなるため、プレイの快適さが小さな画面のスマートフォンとは別次元だ。一般的なアプリやWebブラウジングなども、当然ながら大きな画面のほうが視認性が高い。スマートフォンにあまり予算はかけられないが、できるだけ大きな画面でコンテンツを楽しみたいという人には、うってつけのモデルというわけだ。

また、「MAX VISIONディスプレイ」でもうひとつ見逃せないのが、最大120Hz駆動のリフレッシュレートに対応している点だ。同価格帯のスマートフォンのリフレッシュレートは、高くても90Hz駆動にとどまるが、 これを「moto g52j」は大きく上回り、ハイエンドスマホと同等のレベルを実現。見やすさと迫力を追求した大画面に、滑らかな表示が加わることで、あらゆるコンテンツを高品質で楽しめるのだ。

また、ボディ自体も、手になじみやすいよう、背面に曲面エッジを採用するなど、ユーザーに寄りそったシンプルなデザインになっている。6.8インチのディスプレイを備えるスマートフォンの中では、重量約206gと軽量なのもポイントだろう。

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6.8インチの大画面モデルながらも約206gに重量を抑えたことに加えて、曲面エッジを採用することで持ちやすさを追求。カラーは定番の「インクブラック」(左)とさわやかな「パールホワイト」(右)が用意されている

基本機能&基本スペックモトローラ初の防水・防塵&「おサイフケータイ」両対応。
基本機能&スペックも充実

「moto g52j」は、ミドルクラスのスマートフォンとして基本機能が非常に充実しているのも特徴だ。特に、モトローラユーザーであれば「待っていました!」となるのが、防水・防塵ボディと「おサイフケータイ」への対応だろう。

防水・防塵に対応したことで、これまでのように水に濡れることに注意を払う必要がなくなり、雨の日や、万が一、水をこぼしてしまった場合でも、安心して使える。

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「moto g52j」はIP68相当の防水・防塵に対応

さらに、「おサイフケータイ」に対応したことで、普段の買い物から電車の乗り降りまでスマートフォンをかざすだけで済ませることができる。「おサイフケータイ」で利用するFeliCaポートは、導入コストが非常に高いのだが、この価格帯を維持しつつ、ほかの機能を充実させながらも、FeliCaポートを搭載したという、このことからも、モトローラが本製品の開発において、いかに日本市場を重要視しているかがわかるだろう。

moto g52j

「おサイフケータイ」に対応したことで、モバイルSuiCaやモバイルPASMOが利用でき、電車に乗る際もスマートフォンをかざすだけでスムーズに改札を通過できる。もちろん、コンビニなどでのキャッシュレス支払いにも対応する

FeliCaポートに加えてNFCにも対応しているので、昨今何かと話題に上がることが多い「ワクチン接種証明書アプリ」や、マイナンバーカード、運転免許証の読み取りにも対応する。たとえば、銀行や役所の手続きをスマートフォン上で行う際に「moto g52j」にマイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類を読み取らせることで、わざわざ写真を撮影したり、手入力したりする手間が省ける。面倒な手続きがスムーズに行えるのだ。

機能面でもうひとつ紹介したいのが、5000mAhの大容量バッテリーを搭載している点だ。1日中外出していてもバッテリー切れの心配がほとんどないため、モバイルバッテリーの登場する機会も減ることだろう。

もし就寝前に充電するのを忘れて寝てしまっても、15Wの急速充電「TurboPowerチャージ」に対応※しているため、朝の準備中などに素早く充電可能だ。大画面ディスプレイは、バッテリー消費も一般的なスマートフォンに比べて激しくなるが、5000mAhの容量があれば、余裕を持ってカバーできる。動画や映画、ゲームを長時間楽しむのにもピッタリだと言える。 ※ACアダプタ、USBケーブルは別売です。

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5000mAhの大容量バッテリーと「TurboPowerチャージ」により、優秀なバッテリー性能を実現している

映画や音楽などを楽しむ際に欠かせないオーディオ機能については、立体音響システム「Dolby Atmos」に対応。対応コンテンツの再生時は、前後左右に加えて、上下からも音が聴こえるような立体的な音場空間を作ってくれる。大画面と合わせて、映像コンテンツの視聴時などには、さらに高い没入感を味わえるはずだ(※)。 (※「Dolby Atmos」は、対応コンテンツ再生時にのみ利用可能です)

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「Dolby Atmos」により、ユーザーを包み込むようなサウンド空間を作り出せる

生態認証機能については、フロントカメラによる顔認証に加えて、電源ボタン内に搭載された指紋認証にも対応。マスクを着用していても、スムーズに端末をアンロック可能だ。なお、認証動作は、側面の電源ボタンに指を添えるだけなので、本体を手で持つ自然な動作で行えるのもありがたい。

このように、「moto g52j」は、高いエンタメ性と、高い利便性とを兼ね備えている。では、肝心の処理速度に関してはどうだろうか。

本機の基本スペックは、 CPUがミドルクラス向けの最新SoC「Snapdragon 695 5G」、メモリーが6GB、ストレージ容量が128GBとなっている。「Snapdragon 695 5G」は、ミドルクラスとしては十分なパフォーマンスを発揮することで知られるSoCだ。メモリーとストレージ容量も十分な内容となっており、一般的なアプリの動作やスムーズな動画鑑賞はもちろんのこと、ある程度の画質設定を行うことで、3Dゲームも快適にプレイできる。本機の特徴である大画面の利点をしっかりと生かせる基本スペックを備えているというわけだ。

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大画面ディスプレイを存分に味わえるSoC「Snapdragon 695 5G」を搭載。ミドルクラスでも性能面の不安は一切ない

なお、OSは、モトローラのスマートフォンでは伝統的に採用されてきたピュアAndroid「Android 12」を搭載。余計なアプリがプリインストールされていないため、ストレージの容量を節約できるほか、手が加えられていないシンプルなUIのため、使い勝手という点でもすぐれている。

カメラ美しさをありのままに表現するトリプルカメラ。
超広角から接写までお任せ

ここまで解説してきたように、「moto g52j」は、大画面ディスプレイや多彩な機能、十分な基本スペックなど、価格以上の価値を備えていることがおわかりいただけたと思うが、カメラ機能についても非常に高いレベルを実現している。

メインカメラは、約5000万画素の標準カメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロビジョンというトリプルカメラ構成。フロントカメラも1300万画素と高いスペックを誇る。

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約5000万画素の標準カメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロビジョンのトリプルカメラを備えており、多彩な撮影シーンに対応可能。超広角カメラは深度センサーも兼ねている

約5000万画素の標準カメラは、高解像度のイメージセンサーによる表現力に加えて、4つのピクセルを統合して明るく撮影できる「クアッドピクセルテクノロジー」という技術を採用しており、薄暗い場所でも細かなディテールまでしっかりと残した鮮明な写真が撮影可能だ。

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約5000万画素の標準カメラは、髪の毛など非常に細かいディテールまでしっかりととらえる。肌のトーンも自然で、背景のレンガの質感も非常にリアルだ

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「クアッドピクセルテクノロジー」により、薄暗い場所でも被写体を明るく写し出す。いっぽうで、背景の照明は明るさが抑えられており、このように明暗差が激しいシーンでも全体としてキレイに撮れるのだ。また、カラフルな光のグラデーションの表現も美しい

超広角カメラは、118°のワイドな画角で、風景やグループ写真などで真価を発揮するほか、深度センサーも兼ねており、美しい背景ボケを生み出すポートレート写真を撮影する際にも活用できる。

moto g52j
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左が標準カメラ、右が超広角カメラの作例。超広角カメラは、ただ周囲の空間をワイドにとらえるだけでなく、遠近感を強調した写真を撮ることが可能だ

そして、極めつけは超接写が可能なマクロビジョンだ。普通のカメラでは表現できない小さな世界を大きく映し出すことができるカメラで、これまで気にも留めていなかったモノでも、マクロビジョンを通すことで、新たな世界を垣間見ることが可能だ。

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マクロビジョンは、普通のレンズではとらえきれない小さな世界を表現できる。スナップ写真より、写真作品に近い不思議な風景を撮影するのに向いている

また、AIや強力なソフトウェアを活用した、さまざまな撮影モードが用意されているのも「moto g52j」のカメラ機能の大きな特徴だ。AIが撮影シーンに応じて適切なカメラ設定を行い、素人でもプロレベルの写真が撮れる「ショットの最適化」や、低照度の環境でも被写体を鮮やかに、明るく映し出す「ナイトビジョン」、写真や動画で特定の個所の色のみを残し、あとはモノクロにする「スポットカラー」、標準カメラとフロントカメラなど2基のカメラで同時に写真や動画の撮影を行う「デュアル撮影モード」など、非常に多彩な撮影ツールが用意されている。

moto g52j
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「ナイトビジョン」をオフの場合(左)は暗くて被写体の人物があまり見えないが、オン(右)にするとくっきりと浮かび上がる

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AIが特定の色だけ残して後はモノクロに処理する「スポットカラー」。洋服だけでなく、壁のインクまでしっかりと認識して処理している。プロが編集した写真のようなクリエイティブな1枚が撮影可能だ

撮影者と被写体の両方を同時に撮影できる「デュアル撮影モード」を使えば、2人分のリアクションを1本の写真や動画に収めることが可能だ

こういった撮影モードを駆使すれば、普通の写真や動画とはひと味もふた味も違う、印象深い形で思い出を残すことができるだろう。

価格以上の実力を誇るミドルクラススマホ 「moto g52j」価格.comで最安価格をチェック!

まとめ4万円切りなのが信じられない、
超コスパ優秀スマートフォン

「moto g52j」は、スマートフォンを構成するあらゆる要素において、ミドルクラス以上の価値を提供し、機能によってはハイエンドモデルに匹敵する高い品質を備えている。これだけ高い製品力を有しながら、39,800円(税込。2022年6月3日時点の価格.com最安価格)と4万円を切る価格に収められているのは驚きでしかない。これまでのシリーズに欠けていた防水・防塵や、「おサイフケータイ」に対応したこともあり、2022年のミドルクラススマホの大本命の一角を担うことになるだろう。

この記事は2022年6月3日の情報を基にしております。
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